特養からおおきなわ

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介護保険改革2015年度に実施

①要支援者に対する予防給付を市町村事業へ移管する。

②一定以上の所得者の利用者負担の引き上げ。

③補足給付の見直し。

④特養の入所対象者の見直し。

 などが主な改革案ですが、今回は「結論ありき」で議論を進めるしかないとの事です。

 ほぼ決定なんですね。

 ① ② ④は以前に投稿しているのですが、

 ③の補足給付の見直しも低所得の高齢者には負担が重くのしかかります。
 この補足給付というものは、特養等への入所の際、食事、居住費は原則本人負担なのですが、所得に応じ支払限度額を決め、残りを施設に補足給付するというものです。
 給付を受けるためには保険者へ「介護保険負担限度額認定」の申請を行わなければなりませんが、通常なら食事代が1日1,380円(3食)の所が段階に応じ、650円 390円 300円となりますので、1ヶ月で考えると3万円程の負担軽減が図られます。

 どのように見直されるかはまだ分かりませんが、利用者側からは負担の増。事業者側からは低所得者対策の一つの手立てがなくなるということと、利用料が安いという魅力が消えると同時に他有料老人ホーム等と同じ土俵に立つという見方もできるかもしれません。

 いずれにせよ2015年度は利用者側、事業者側にとって大きな変革期であることは間違いないようです。