神様のプレゼント 2話
整列した蛍光灯が並ぶ白い世界の中、
テーブルの前にボンヤリと座っている。
1時間たったのだろうか、それとも10分なのかわからない。
いつの間にか目の前に食事が置かれている。
周りから声がとびかう。
「おはようございます」
「美味しいですか~」
「しっかりと食べて下さいね~」
自分が何をしているかわからない。
腰が痛い、横になりたい、眠りたい・・・・・
意識が混乱し、暗い世界が広がっていく。
「鈴木さん、朝ですよ~ 起きて下さいね〜」
懐かしいような、騒がしいような、
響きのある声がまた聞こえてきた。
つづく